静岡TREE CARE PROFESSIONAL協同組合 設立趣旨
近年、神社寺院の境内や街路樹、山林、公園などの樹木の管理が行き届かず巨大化しており、また、川沿いや高速道路脇の樹木など地形的に管理することが難しい樹木についても放置されるなどし、社会的な問題となっています。
このような樹木の伐採は、高所伐採、危険木伐採などと呼ばれ、樹木管理のニーズが複雑化しつつある昨今、特殊伐採の需要は急激に増加しています。
高木や危険個所の剪定は高所作業車やクレーン車などの併用での作業が主流となっていますが、重機作業車が進入できない場所など特殊条件での剪定作業等では、一般の造園事業者では安全に作業することが難しく、仕事を断らざるを得ない事例や、安全を軽視した危険な作業が行われる事例も散見されてきました。
このような課題を解決するために、ツリークライミングという手法があります。木を傷付けない方法で枝に専用のロープを使い、高木を登っていく方法で、人がひとりぶら下がることができる空間があれば、狭い場所に生えている木でも手入れをすることができます。
これまで私たちは、静岡県内の危険木伐採、高所伐採などの需要の増加を見込み、造園事業者、林業事業者が集まって、共同体として自主的に勉強会を開催し、ツリークライミングを中心とした安全な特殊伐採についての知識を習得し、技術を磨いてきました。
今回、協同組合を設立することで共同購入による仕入れコストの減少と、行政を中心とした特殊伐採の大口受注の機会の確保を目指して、経営の合理化や経済的地位の向上を目指していきたいと思います。また、人材育成、後継者育成にも力を入れながら、国連が提唱する持続可能な開発目標（SDGs）を私たちの組合活動につなげ、地域の社会的課題解決と経済活動の両立を図っていきます。
組織概要・所在地
| 団体名： | 静岡TREE CARE PROFESSIONAL協同組合 （しずおかツリーケアプロフェッショナル） |
| 役 員： | 代表理事 渡邉 真威（庭真 代表） 副理事長 内田 智明（有限会社内田植物園 代表取締役） 理 事 高梨 芳照（有限会社内田植物園） 理 事 横山 輝幸（株式会社横山林業 代表取締役） 監 事 青野 智巳（青野園芸センター） |
| 住 所： | 伊東市玖須美元和田715-120 |
| 設 立： | 令和4年4月 |